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パトロン

前回の続き。

アーウイット写真展の贅沢さ、大盤振る舞いさにシャネルのパトロン魂を感じました。
当社はカネ勘定だけでなく世間様に貢献・還元しますよ。
儲かってるぶん無料で写真展をやりますよ、と。
社会的地位や富を持った者は、文化・芸術を「支援」する責務がある、と自覚しているんでしょう。

パトロンに似た言葉にメセナがあります。
バブル華やかなりし頃、日本企業が挙ってメセナに勤しみました。

メセナ【(フランス)mcnat】
文化・芸術活動に対する企業の支援。
企業名や商品名を冠する音楽会・演劇公演・美術展などを催して直接に援助する場合と、財団法人や社団法人を設立して援助する場合とがある。


猫も杓子もメセナ、メセナと騒いでいましたが、バブル消滅と共ににメセナも消滅。
そりゃそうです。
「支援」する気など毛頭無く、「企業名や商品名を冠する」ことが目的だったのですから。
バブル成金は世間様よりオレ様が大事。
自分の名前が知れ渡れば目的達成なので、文化・芸術なんていうカネ儲けに繋がらないことは、さっさと止めちゃいました。

パトロン【(フランス)patron】
1 主人。経営者。雇い主。
2 芸術家・芸能人・団体などを経済的に支援し、後ろ盾となる人。
3 異性ヘの経済的な援助を行い、生活の面倒をみる人。


ココでは(2)について書きます。
パトロンと言うと西欧貴族をイメージしがちですが、日本にも嘗てはパトロンが存在しました。
能・狂言のパトロンは武家階級だったし、俵屋宗達や尾形光琳のソレは京都の町衆だった。
三井やサントリー、出光などの美術館を持ってる企業もパトロンと呼んでいいかな。

何故、日本にパトロンが居なくなったのか?

戦後民主主義=悪しき平等主義のせいではないかと思うわけです。
男らしい女らしい、父親らしく母親らしくの「らしい」「らしく」を捨てたんですね。
「らしい」とか「らしく」というのは義務だったのである。
「らしい」「らしく」を捨てた結果、その人の立場が背負うべき義務を果たさなくてもよくなったのです。
カネ持ちならば、カネ持ちらしく生きなきゃならない。
カネ持ちらしく、文化・芸術を支援する義務を果たさなくてもよくなったのです。

だから、日本にパトロンが居なくなったんですね。

これも偏に、世界中のシャネラー達のお陰。
彼女らが高価なシャネルを買い続けてくれるので、貧乏カメラマンが無料の写真展にありつける。(^o^;
明日から、シャネラーに足向けて寝られないね。

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